Korg MP-4 Mono Poly 革新的なアナログシンセの名機
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発売から40年が経過する今なお、アナログシンセの名機として使用されるKorg MP-4 Mono Poly。
革新的な技術を用いられたKorg MP-4 Mono Polyは、低価格ながらもポリフォニック・シンセサイザーとしても使用できるという特徴を持っています。
そんなKorg MP-4 Mono Polyが現代においても名機といわれる理由やそのサウンドについて掘り下げていきましょう。
1.Korg MP-4 Mono Polyは当時のアナログシンセの集大成
引用元:KORG Japane公式サイト
URL:https://www.korg.com/jp/products/software/monopoly_for_reason/
Korg MP-4 Mono Polyは1981年にそれまでKorgが発売したアナログシンセの集大成として発売されました。
Korg MP-4 Mono Polyのモノフォニック・シンセサイザーでありながら、4ボイスのポリフォニック・シンセサイザーとしても使用できる革新的な仕様は当時のアーティストにとって衝撃的でした。
発売当時ポリフォニック・シンセサイザーは大変高価で、その機能を搭載しながらも148,000円で購入できるという点も注目を集めた理由の一つといえるでしょう。
もちろんモノフォニックモードとポリフォニックモードの切り替えだけでなく、ピッチ・モジュレーションホイールやアルペジエータなどのエフェクト機能も充実しています。
2.Korg MP-4 Mono Polyが現代でも人気な理由
Korg MP-4 Mono Polyは発売から40年以上経過した現在もアナログシンセの名機としてデジタル音源・ソフトウェアなとで引き継がれ、多くのアーティストに使用されています。
単純にクリアなサウンドや重厚なサウンドを求めるのであれば、現在の最新機種を利用したほうが確実なのは明白ですよね。
しかし、アナログシンセ特有…しかもモノフォニック/ポリフォニックの2つのモードを搭載したKorg MP-4 Mono Polyでしか奏でることができない唯一無二のサウンドが長きにわたって多くのアーティストを惹きつける所以なのでしょう。
3.Korg MP-4 Mono Polyのサウンド
モノフォニック・シンセサイザーでありながらポリフォニックモードの利用ができる…という特性上ポリフォニックモードの音質に注目が集まりそうですが、Korg MP-4 Mono Polyは単音ながらもモノフォニックモードの分厚い音質が好評を得ています。
アナログシンセサイザーのサウンドは、デジタルでは出せない温かみのある太いもので「アナログシンセサイザー愛好者」が数多く存在します。
そんなアナログシンセの特徴を踏まえながらも、モノフォニック/ポリフォニックの2つのモードに対応した4VCOを搭載するKorg MP-4 Mono Polyは「アナログ特有のウォームなサウンドを基本としてより細やかなサウンドメイクが可能なシンセサイザー」といえるでしょう。
4.まとめ
1981年に発売されたKorg MP-4 Mono PolyはそれまでにKorgが培ってきた技術の集大成として発売されました。
最大の特徴であるモノフォニック/ポリフォニックの2つのモードを切り替え可能なKorg MP-4 Mono Polyはその機能だけでなく基本のサウンドも素晴らしいもので、現在になっても多くのファンが存在します。
このKorg MP-4 Mono Polyのサウンドは多くのデジタル音源としても発売されているため、パソコンやiOSでも比較的安価に購入することが可能です。
もし「Korg MP-4 Mono Polyが気になる!」という方は、それらの音源やアプリを手にしてみるのも一興でしょう。